一般社団法人千葉県歯科医師会

- 2012年9月11日 -

11/11(日)いい歯のイベント

県民公開講座「健やかライフはお口の健康から」

—油断大敵あなたのお口に潜むバイキン— 有史以来最も多い疾患は、歯ぐきの病気である歯周病であることは、ギネスブックにも書かれています。紀元前、医学の父と言われたヒポクラテスは、口の病気をなくすれば全身の健康が回復することを知り、歯にこびりつくデンタルプラークや歯石を取り除くスケーラーを作っていました。デンタルプラークは、歯垢などと言う事もありますが、何種類ものバイキンがバイオフィルムという集団になったものです。このバイキン集団は、頑固に歯にへばりつき、唾液や歯と歯ぐきのすき間から滲みでる液を栄養源にして仲間を増やします。おどろくことに、あなたのお口に棲み着いているバイキンたちは、寝ている間にどんどん数を増やします。バイキンは、細胞壁という硬い鎧兜をまとっていながら、種類を超えて、お互いに連絡をとり合う言葉やそれを聞く耳をもつ賢い連中です。単細胞であるバイキンは、私たちのストレスをキャッチして病原性を強めてくる一筋縄では排除出来ない強敵となった恐怖の集団です。 私達に棲みつくバイキンは、粘着性のぬるぬる(ねばねば)した糊状の物質を作ってスクラムを組んでいます。消毒薬や抗生物質は、残念ながらこのバイキン集団には,簡単には滲透することができないため、薬剤だけで排除することができません。したがって、バイキン集団であるデンタルプラークの排除には、歯ブラシ、デンタルフロスなど機械的清掃を中心とした戦略を凌駕する手段はありません。歯周病は、自覚症状が見られるようになった場合、手遅れになってしまっていることがあります。歯ぐきからの出血があったり、歯がぐらぐらしたり、口臭があれば歯周病が進行している場合が少なくありません。そうならないために、歯科医院で定期的に診てもらうことを勧めます。歯周病が進んでしまった場合、その歯周ポケット内のバイキン集団や歯石は、歯科医師や歯科衛生士に丁寧に取り除いてもらう治療を受けなければなりません。 お口のバイキン集団は、ムシ歯や歯周病を起こすだけでなく、お年寄りの肺炎を起こす暗殺軍団にもなります。歯周病が進行すると歯周ポケットのバイキンは、頻繁に血液中に入り込んで循環障害を起こし、動脈硬化の原因の一つになることも分かってきました。また、お口のバイキンの作る毒素は、骨粗鬆症や妊娠時のトラブルになってしまうことも明らかにされました。さらに、歯周ポケットのバイキンや作る毒素は、歯の周りから身体に入り込んで直接ならびに免疫アレルギー反応などを介して糖尿病に関わってしまいます。 お口のバイキンを増やさないライフスタイルについて話をさせていただきます。そして、お口の健康が健康長寿への入り口であることを一緒に考えてみましょう。 【日時】 11月11日(日)14:00~16:00 【場所】千葉県口腔保健センター2階 大会議室 【講師】 東京歯科大学名誉教授 奥田 克爾(おくだ かつじ)先生 1943年 富山県生まれ 1968 年3月  東京歯科大学卒業 1968 年5月  東京歯科大学微生物学講座助手、講師、助教授、1989年から教授 1978 年9月  スウェーデン政府留学生としてカロリンスカ大学留学 1979 年5月  米国政府留学生としてニューヨーク州立大学留学 1993 年4月  厚生省長寿科学研究主任研究員

体験企画「歯科医と考える、食べやすく身体にやさしい食事」

ちょっとひと工夫、優しさい~っぱい!思いやりの食卓 高齢者や口に障害のある方で、咀嚼力の弱くなった方の食事はとにかく軟らかいものを、という考えがあり、家族だんらんの場合でも1人だけ別の献立が用意されることが多く、寂しい時間を過ごしているかもしれません。 同じ献立、同じ味で一緒に食事が出来れば、もっと楽しい時間になると思います。料理に人を思いやる気持ちのひと手間をかければ、それが可能になることをご存知でしょうか。 今回「楽食」の考え方を紹介し、そのほんの一部を試食していただきます。 【日時】11月11日(日)10:00~12:00 【場所】 千葉県口腔保健センター2階 大会議室

その他にも歯とお口に関わる企画が目白押し!!

かむ子・のびる子・元気な子料理コンクール
千葉県歯科衛生士会では、噛むことの大切さを広く理解していただくための方法を検討した結果、次世代を担う子どもたちに、幼児期から正しい食生活と丈夫な歯でゆっくり噛むことへの習慣づくりのために「かむ子・のびる子・元気な子」料理コンクールを開催することとし、平成6年度より開始し、今年で19回目を向かえます。 第1回目から第11回目までは、コンクールは、子ども向きの食事のメニューを募集し、一次書類審査で12作品を選考し、2次審査では、実際に90分間の調理をしていただいて審査を行っていましたが、第12回目からは、会場を千葉県口腔保健センターに移し、“健康かみかみ弁当”コンクールになりました。 作品の条件としては、①こども向きのお弁当・家庭や集団で利用できる ②よく噛んで味わえるメニュー ③一人分500円前後 ④千葉県の農水産物を利用する(千産千消)⑤ 普及性のあるものとしています。1次審査は書類選考で10作品にしぼります。 2次審査は、当日作った弁当を持参していただき、本人からの3分以内のプレゼンテーション後に、衛生面や調理方法と味付け、食材の組み合わせ、食欲をそそる彩りか等を試食審査します。 審査員は、千葉県健康福祉部健康づくり支援課長、千葉県歯科医師会・千葉県栄養士会・千葉県調理師会、千葉県学校給食会等の先生方にご協力いただき、千葉県歯科衛生士会長賞の他、千葉県知事賞、各団体長の賞が決定されます。 (社)千葉県歯科衛生士会
総入れ歯の歯科技工の作成工程 ミニデンチャープレゼント
総義歯のできるまでの課程について実演と展示をします。県民の皆さんの質問にもお答えいたします。「食べる楽しさを県民のみなさまに」ということで、歯を失ってしまった方々の生活の質を支えるために、より良い入れ歯を提供したいと考えています。 また、ミニデンチャーを実演作製し、興味のある県民のみなさまにプレゼントいたします。 (社)千葉県歯科技工士会
在宅歯科診療を体験してみよう 在宅歯科診療相談コーナー
千葉県歯科医師会では、千葉県の委託を受けて、平成24年1月12日より在宅歯科医療連携室を立ち上げ、広く県民からの問い合わせに対応しています。 在宅における歯科医療は診療室での通常の診療と異なり、器具機材等は在宅専用のものを使用することが多く、また、患者さんご本人も身体に不自由があり、移動等が制限されていることが多いです。今回実際に使用する機材の展示、車椅子等の試乗とその現場を疑似体験していただき、在宅歯科医療への理解を深めていただければ幸いです。 また、在宅歯科診療についての相談コーナーも設けておりますので、お気軽にご相談下さい。
ビーバー号(移動診療車)ご紹介
千葉県歯科医師会では、巡回歯科診療車(ビーバー号)を使用して、県内各地の心身障がい者(児)の施設を巡回し、歯科健診、診療、保健指導等を行っています。年間約70施設をまわり、対象者は約2000名を超える実績をあげています。また、大規模災害時の歯科応急対応にも出動できるよう、常にメンテナンスを行い、実際に阪神淡路大震災、東日本大震災の際には現地に出動し、大きな成果をあげています。 今回のイベントでは、ビーバー号を通じて障がい者(児)への関心と、災害で被災された方々への思いを、深めていただきたいと思います。
東日本大震災出動記録の展示
平成23年3月の東日本大震災では多くの方々が犠牲となり、また、現在も避難生活をされている被災者が数多くいらっしゃいます。 千葉県歯科医師会では、日本歯科医師会を通して、被災地からの要請を受け、亡くなられた方々の身元確認と、被災された方々の応急歯科治療および、口腔ケアを行うため現地に赴き、それぞれの活動を行いました。 当時の被災地の状況と、それぞれの活動の様子を写真にまとめて紹介いたします。

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