いい歯のイベント2016と千葉県口腔保健大会が開催されました!!
『ちば県民 いい歯とお口の健康ウィーク』
~いい歯のイベント2016・平成28年度 千葉県口腔保健大会~
11月8日は「いい歯の日」。そしてその週を「ちば県民 いい歯とお口の健康ウィーク」と名付けた啓発活動は2012年より行われています。各郡市歯科医師会でも口腔に関するイベントが開催される中、今年の県歯では11月6日(日)に千葉県口腔保健センター・千葉県歯科医師会館で「いい歯のイベント2016」が開催されました。また「平成28年度千葉県口腔保健大会」も同時開催されました。当日は、運営者の気持ちが通じたかのごとく晴天に恵まれ、300 名近くの県民、保健、医療、介護、福祉関係者が一堂に会しました。
「食べる楽しみをいつまでも〜口腔ケアで健康長寿〜」をテーマに「食べること」また「口腔と全身疾患との関連」等を共に考え、 口腔ケア・口腔機能の重要性を広く県民に周知し、超高齢社会に対応するために、生涯を通じた歯科保健医療をより一層普及・啓発するという趣旨に沿った有意義なイベントとなりました。
スタッフミーティング
役員会議室で、当日のイベントが盛り上がることを想像しているかのごとく各スタッフに笑顔いっぱいで最後の確認を行いました。
一番バス到着
開会に先立って 8:50「千葉みなと 駅」から無料送迎バスが会場に到着しました。その後、30 分ごとに運行され各便とも多くの来場者が利用し好評でした。
受付
受付では、会場案内、スタンプラリーにくわえてアンケートが配られました。
各ブースでスタンプラリーにスタンプが押され豪華景品と引き換えられました。
開会セレモニー
木俣副会長の開会挨拶でイベントの幕が華々しく開きました。
お口の写真館
本格的に一眼レフを用いて来場者の口腔内写真 (正面観)を撮影。診療室での撮影とはやや勝手が違いますが来場者と和気あいあいと楽しい雰囲気が漂ってくるコーナーでした。
在宅歯科診療の実際
ミニ講演会が4回開催されました。会場には電動ベッドと車いすが設置されました。実際に、ベッドからの立ち上がり、車いすへの移乗の方法など実習を交えてとても分かりやすい講習会でした。どの回も参加者が多く「体験できて有意義でした」との声も聞かれました。
お口の健康相談コーナー
昨年度同様にお口の健康相談コーナーを開設しました。多くの相談があり、常に満員でした。健診医がお一人ずつ丁寧に対応していました。
歯科技工の実演「入れ歯はこうして出来上がる」
千葉県歯科技工士会はシリコン印象材と即時重
合レジンを用いて、ミニデンチャーを作製する過程を実演しました。出来上がったミニデンチャーには携帯ストラップが付けられ、大変な人気でした。
食の展示•調理デモ•試食、相談コーナー
食のコーナーでは、咀嚼ができるけれど、少し噛みにくくなった人のための食事作りのヒントを紹介するとともに、ゆっくり食べられるお雑煮(硬くならないお餅)、やわらかごぼう煮、隠し包丁を入れた漬物を、委員会で調理し、来場者に試食していただきました。また、3つの業者の協力を得て、咀嚼ができなくなった人が安全に食べるための調理の工夫や、商品の展示、試食、とろみの紹介を行いました。
口腔ケア(ブラッシング)相談、健口体操
今回も千葉県歯科衛生士会のシンボルマーク真紅のベスト姿での「スマイルアップ!ちば体操」のインストラクター役の衛生士さんも加わり県民のお口でお悩みを真剣な面持ちで相談にのっていました。同時開催の「千葉県口腔保健大会」では「スマイルアップ!ちば体操」で軽快なリズムにあわせ来場者のリフレッシュに大いに役立っていました。
むし歯予防のサポート「フッ化物洗口」体験
「フッ化物洗口体験」は、株式会社ビーブランド・メディコーデンタルの遠藤美恵子さんの協力を得て行いました。「フッ化物洗口」は来館者にとって知名度のあることのようで、体験を行った半数近くが経験者もしくは「フッ化物の洗口」を知っている者であり、知名度が高まっていることを感じることができました。
「口唇閉鎖力測定」はほとんどの来館者にとって初めて聞く言葉であり、誰もが興味を持って説明を聞いていました。本来は、幼児・児童が対象ですが、説明を聞く来館者の関心の高さを感じました。
展示
1 階ホワイエは展示スペースとなりました。
1.千葉県歯科医師会における災害時対応
2.警察歯科医会の活動
3.ビーバー号(移動診療車)の活動
4.歯と口に関する図画・ポスターがそれぞれ展示されました。
ビーバー号(移動歯科診療車)の紹介
晴天に恵まれた日、新しくなった歯科保健巡回診療車ビーバー1号・2号の内部を見学してもらいました。 見晴らし良いビーバー号の運転席を見て頂いたあと、実際に診療台や補助椅子に座ってもらったり、手で触れてもらったりしたほか、車椅子用のリフトを体験してもらいました。また、この車両は、災害対策診療車両にもなっており、その点に興味を持たれて見学に来て下さった方もいました。大勢の見学者の方がビーバー号と記念撮影をする姿が見られ、喜んで頂けたと思います。
デンタルヘルスちば21
平成28年度第34回千葉県口腔保健大会において、下記の表彰式が行われました。
チーバ君も登場して記念撮影も行われました。
・口腔保健事業功労者千葉県知事表彰
・千葉県歯と口の健康啓発標語コンクール
・高齢者のよい歯のコンクール
・親と子のよい歯のコンクール
県民公開講座
「食べられる口の可能性を求めて」
講師:黒岩 恭子先生
大会議室で黒岩先生に2時間お話しを頂きました。多くの県民の方が興味深く聞いておられました。当日、黒岩先生に診て頂きたいと駆けつけた県民の方もいらっしゃいました。そして、この方を県民の前で熱心に治療を行って頂き深く感動させられました。
閉会セレモニー
栗原障がい福祉保健委員会担当理事の本イベントの成功へのお礼と、スタッフ全員への労をねぎらう言葉で閉会となりました。