2/8 千葉県歯科医師会県民公開講座のご案内

身体の不調は、お口の中が原因!?
開催日:平成27年2月8日(日)
会 場:京成ホテルミラマーレ 6階ローズルーム
参加費:無料

第16回千葉県歯科医学大会

基調講演 9:45~12:30

県民公開シンポジウム「歯科と全身の関係について~地域の医療連携を考える~」

座 長:松久保 隆 先生(太陽歯科衛生士専門学校・東京歯科大学名誉教授)
シンポジスト:石原和幸 先生(東京歯科大学教授)「歯周炎と健康」
荒井泰助 先生(新八千代病院長)「地域医療における機能分化と連携」
渡邊智子 先生(千葉県立保健医療大学教授)「高齢者の食生活と食育」

本シンポジウムでは、千葉県歯科医師会のこれまでの取り組みに基づいて、これからの医科歯科連携や他職種連携の推進により、歯科医療が歯周病予防などを通じて在宅療養の方も含めた県民の生活習慣病予防に積極的にかかわりえることを、県民の皆様とともに考えたいと思います。

まず、石原和幸先生より糖尿病をはじめとする全身疾患と歯周疾患との関わりについてお話しいただきます。荒井泰助先生からは、八千代市における病院と歯科医師会との実際の取り組みにを通して、地域医療における機能分化と医科歯科連携についてお話いただきます。渡邊智子先生からは、食育を通じた管理栄養士・栄養士と歯科医療との連携についてお話しいただきます。

さらに、これら立場の異なる先生方のご意見を千葉県歯科医師会口腔保健円卓会議で長年議長を務められた松久保隆先生に取りまとめていただき、時間の許す限りご意見を交換し、全身と口腔の関係について医療従事者と県民とがともに見識を深める機会としたいと考えます。

県民公開プレセミナー 12:45~13:15

「がん患者さんの口腔ケア」

講師:松田一郎 先生(千葉県歯科医師会 地域保健担当理事)

がん患者さんの受けるがん治療は、外科療法、化学療法、放射線療法に大別されます。どの場合でも大事なのは、他の病気でも同じでしょうが、余病を併発しないようにすることです。

余病のなかでも歯科の病気は、比較的容易に見つけることができ、早期であれば、ある程度患者さんご自身で対応していくことも可能です。

口腔ケアを行う人としては、患者さんご自身で行うセルフケアと、専門職がかかわるプロフェッショナルケアがあります。また専門職が介入する時期としては3段階あります。

まず、がん治療に入る前の段階に行う術前のケアで、ここでは齲蝕や歯周病の処置やかみ合わせる機能を回復します。次が周術期のケアで、放射線や化学療法の期間中は、口腔内も影響を受け、炎症を著しく起こしやすくなっていますので、対症療法的な処置が中心となります。3番目が術後のケアで、治療によっては機能が低下した場合の対応や、栄養摂取の頻度が増加した場合の生科学的口腔環境の調節などとなります。

それぞれ、口腔ケアを行う目的がやや異なりますが、その基本となるのは、がん患者さんご自身の、口腔ケアに対する意識の持ち方です。

平成26年度千葉県口腔保健大会 デンタルヘルスちば21

県民公開講座 14:50~16:20

「歯・口腔と健康との関係について考えよう」

講師:松久保隆先生(太陽歯科衛生士専門学校・東京歯科大学名誉教授)

わが国の歯・口腔の病気がこの四半世紀の間に疾病構造の変化ともいえるほど劇的に変化しました。乳幼児から学齢期の齲蝕が急激に減少し、成人および高齢者での現在歯数が急激に増加しました。また、成人や高齢者においては口腔の清掃が、口腔細菌数の減少や歯周組織局所の炎症を抑制することよって、循環器疾患、糖尿病、呼吸器の感染s尿の予防方法の一つとして認識されるようになりました。

このような背景から、「歯科口腔保健の推進に関する法律」が公布され「口腔の健康は国民が健康で質の高い生活を営む上で基礎的かつ重要な役割を果たしている」と明記されました。さらに第二次の健康日本21では、「歯・口腔の健康」は、国民の健康の推進を実現するための基本的要素として位置づけられ、我が国の公衆衛生活動のなかに”歯・口腔の健康”の重要性が認識されるようになりました。

この講演では、全身の健康をたもつための「歯・口腔の健康」の意義について考えてみたいと思います。

スマイルアップ!ちば体操 14:30~ 16:30~

首や肩の体操、顔面体操、舌体操そして唾液腺マッサージまで網羅された、上半身全てを使う千葉県歯科衛生士会オリジナルの口腔機能向上が目指せる健口体操です。みんなで楽しくやってみましょう。

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