一般社団法人千葉県歯科医師会

一般社団法人千葉県歯科医師会 > 学校歯科保健関係者の皆様

県立高等学校の学校歯科医の先生方へ

 日頃診療のお忙しい中、学校歯科保健にご尽力いただき誠にありがとうございます。

 当委員会では、県立高校での学校歯科保健活動を効率良く行うため、3年前より千葉県教育委員会学校安全保健課(以下、県教)や学校関係者と協議を重ね、効率化健診の導入に力を注いできました。

 当委員会が効率化を目指した理由は、現在の県立高等学校の学校歯科健診は学校歯科医一人当たり生徒600人と負担が多く、また濃密な学校カリキュラムのため、ゆとりをもって日程を組むことも憚れる状態が背景にあります。
このことは歯科医師の学校歯科医離れもさることながら、今後子供を持つ可能性のあるプレパパ・プレママ生徒への歯科保健教育の時間を十分に取れないことにつながり、その生徒だけでなく将来の子供たちへの影響も懸念しているからです。
 そこで健診方法を工夫して、生徒へ声掛けをする時間(保健教育の時間)を作りだそうと考えました。効率の良い健診方法は新型コロナウイルス感染拡大の防止の一助となることもあり、賛同して頂けた学校が多くありました。

 令和2年度、県立高等学校122校中52以上の学校(42%)で効率化健診を採用していただきました。そして、事後検証のため養護教諭、学校歯科医双方にアンケート調査をしたところ、双方とも効率化健診を導入された9割以上の方に高評価を頂きました。
 そこで、令和3年度からは、県教容認のもとに効率化健診を行うため、アンケート結果と共に、要望書を県教に提出いたしました。(別紙①参照)
 しかし、県教の回答は、「平成27年度の事務連絡において赤字の文言により従来どおりの健診方法を採用する。またその旨を学校側に対しても通知する。」とのことでした。(別紙②参照)
 県教は学校歯科医の負担は認めております。その中で児童生徒の健康を守っていることにも先生方に感謝しています。しかし、文科省の事務連絡には従わざるを得ない。ということでした。

 これにより、当委員会が勧めて参りました効率化健診を、県教容認のもと行うことは不可能となりました。県教の同意を得ることができず、深くお詫び申し上げます。

 ただし、健診方法を含む学校におけるすべての事は学校長に決定権があります。学校長、養護教諭と相談し、同意のもとであれば、昨年度同様、効率化健診を行うことができます。(学校は基本的に県教の指示に従うことが多いので、実際は難しいかもしれませんが。)

 健診現場の改善、そして歯科保健活動の見直しを今後も引き続き千葉県教育委員会と協議を重ねて参ります。先生方におかれましてはご理解いただきますようお願い申し上げます。

令和3年3月17日
千葉県歯科医師会 学校歯科・スポーツ歯科推進委員会
松田雅子・池田正崇・塚田幸生・福井峰雄・上床喜和子・鈴木淳

令和2年度学校歯科健診について

各地域で児童生徒の登校が始まりつあります。自宅待機の期間は運動不足をはじめ、生活習慣が乱れがちになります。だからこそ、学校再開後の学校健診は必須であります。感染を恐れ、学校健診の中止も視野に入れようとする自治体もあるようです。
感染防止対策を十分に行い、児童生徒の健康を守るべきと千葉県歯科医師会は考えております。しかし、学校健診の中でも、歯科健診は児童生徒との距離は近く、健診結果を読み上げるにあたり、飛沫の危険性があります。
この動画は学校歯科健診を効率良く行うために、県立高等学校の学校歯科医に向けての資料ですが、小・中学校でも適用はできます。効率よく行えば、児童生徒がマスクを外して口を開けている時間を短縮できます。感染防止対策の一案として、下記の動画をご確認いただき、この健診方法をご検討ください。
(小学6年生、中学1年生はDMF指数を算出しているので、処置歯は処置歯の有無ではなく本数を数える必要はあります)

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