一般社団法人千葉県歯科医師会

一般社団法人千葉県歯科医師会 > 千葉県発 8029(ハチマル肉)の提唱 

千葉県発 8029(ハチマル肉)の提唱 

皆さんは「8029(ハチマルニク)運動」をご存知ですか?「8020(ハチマルニイマル)」ではないのです。千葉県歯科医師会が提案する「いつまでも元気でいられる!」そんな魔法の呪文なのです!

8029ってなんだ?

皆さんは「健康寿命」をご存知でしょうか?「健康寿命」とは、介助がいらず、日常生活に支障がない期間のことです。近年も日本人の平均寿命は延びていますが、天寿を全うするまで何かしらの病気や障害を抱えている方が多いのが現状です。平成28年のデータによると健康寿命と平均寿命の差は、男性約9年、女性約12年となっています。

つまり、多くの方は人生最後の10年前後は何らかの障害を抱えたまま不自由な生活を送ることになります。

平成28年度の歯科疾患実態調査では80歳以上の方の約半数が20本以上の歯を持つことができるようになりました。千葉県歯科医師会では、これからの課題として、歯を残すことは勿論、残っている歯を有効に使い、体の健康の維持に必要な食支援を行い、健康寿命を延伸していくことを「8029(ハチマル肉)」という形で提唱し、推進することとしました。つまり、「8029(ハチマル肉)」とは「80歳になっても肉を始めとした良質なタンパク質を食べることで介護いらずの元気なご高齢の方を増やしていこう」という取り組みです。


「フレイルをご存知ですか?」

「フレイル(虚弱)」とは運動機能や認知機能の低下、慢性疾患などの影響でご高齢の方の心身が虚弱となった状態で要介護の前段階のことを意味し、このフレイルには社会的・精神的・身体的な要因が関係しています。このような状態にならないよう若い時からの心がけが大切です。私達、歯科医師はこの3つの要因のうち、「身体的」な部分に関わっています。すなわち、口の機能を回復・維持・向上、そして食支援を行うことでフレイルの予防に貢献しています。

噛むこと”について、噛むこと研究室!

「オーラルフレイルとは」

先に述べました「フレイル」の前段階を「プレフレイル」と言います。このプレフレイルは、「噛む、飲み込む、しゃべる」といったお口の機能の衰えとしてみられると言われています。お口の機能の衰えを「オーラルフレイル」と呼びます。具体的には、「噛めないものが増えた」、「むせる・食べこぼす」、「食欲の低下」、「滑舌が悪い」などがあげられます。

プレフレイルの時点で気付くことができれば、フレイルへ移行しないようにできると言われています。フレイルにつながるプレフレイルの予防のために「かかりつけ歯科医院」でオーラルフレイルのチェックを受けることをお勧めします。



「栄養について」

筋肉が衰えると先に述べました「フレイル」という状態に陥りやすくなります。一定の筋肉量を維持するためには良質なタンパク質をとることが必要となります。一日のタンパク質摂取量の目安は、体重(kg)×1.0~1.2g (体重50kgの場合、50~60g)となります。

   豚ロース肉(焼き)50g(約13g)、鮭(焼き)70g(約20g)、    
牛乳180g(約6g)、卵50g(約6g)、納豆50g(約8g)      
※( )内はタンパク質量の目安 

       
これで合計約53gのタンパク質が取れます。

タンパク質は動物性・植物性の食品でバランスよくとることが大切です。そのため、肉をしっかり食べることができるお口の状態であることが必要となります。むし歯・歯周病、歯が抜けたまま、入れ歯が合っていないなどでしっかり噛むことができない場合は、早めに歯科医院で治療を受けましょう。 

千葉県栄養士会の情報満載!レシピ多数あり。

後に

食べることの一番の目的は、生きていくために必要な栄養をとることですが、体の病気や機能低下を予防するためにも大切なことです。そして味を楽しむということも同様です。千葉県歯科医師会は、皆様の生涯を通して健康で充実した生活が続けられるよう様々な面からのサポートを今後も継続して行ってまいります。

かかりつけ歯科医院での定期検診をお忘れなく!

8029の最新情報はここをクリック!!

一般社団法人 千葉県歯科医師会