ホーム > 歯科医師会の活動 > 警察への捜査協力について
昭和60年の日航機墜落事故を契機として昭和61年に警察庁刑事局長より日本歯科医師会宛に警察歯科組織についての要望文書が出され、これを契機として全国に警察歯科医並びに警察歯科組織が誕生しました。
千葉県でも、県内39警察署に2~3名の千葉県歯科医師会会長の推薦により、県警からの嘱託を受けた歯科医師90名が、警察歯科医として配置されています。
警察歯科医としての業務は、主として身元不明者の口腔内所見からの身元確認ならびに留置人の歯科治療等があり、これらの警察歯科活動は、千葉県歯科医師会災害対策警察歯科委員会が中心となり実施しており、主たる活動内容は以下の通りです。
県内39警察署の検視担当者、県警本部検視官、東京歯科大法歯学講座、千葉大法医学教室、災警委員会及び各署の警察歯科医が一堂に会し、毎年11月に警察歯科医連絡協議会を開催しています。内容は、警察歯科医の年間活動報告、大学からは検死業務に関する講義や事例報告、県警本部からは警察歯科医出動の事例報告等を行うことで検死作業レベルの向上をはかり、捜査協力等を通じて社会への貢献を目指しています。
千葉県歯科医師会では、平成13年より身元不明者検索システムを実施しています。このシステムは警察からの口腔内所見による身元の問い合わせについて千葉県歯科医師会に所属している歯科医師約2,300名に資料を送付し、歯科記録から診療歴の有無を回答して頂くシステムを実施しています。
警察歯科組織が全国に誕生したことにより、全国の組織化が望まれるようになり、平成8年より各県歯科医師会持ち回りによる「全国警察歯科フォーラム」が開催されていましたが、平成14年より日本歯科医師会が主催し、各県歯が共催する「警察歯科医全国大会」として現在に至っています。大会を通じて情報交換、問題提起、学術研修、事例報告等が行われ、全国の警察歯科医の研鑽の場となっています。
千葉県歯科医師会は警察への日常捜査協力のみならず地震や事故等の大規模災害発生時に多数の身元不明遺体が発生した場合において、歯科的個人識別作業に基づく社会貢献活動が期待されています。